2025.01.15 お役立ち情報
少し前の釣りで中層攻略してきました
動画やインスタを見て某メーカー様からの質問(実際にご予約されました笑)、
ゲスト様やその他の方々からかなりご質問をいただきましたので少し解説します、が!
高難度の釣り方になるとは思いますのでその説明自体もかなり難しいもの…
真横でレクチャーしながらやるのがベストなのは間違いないんですが笑
例えば水深50~80m、通常の釣りでも釣れますがボトムはちゃりこだらけ…
じゃあデカいのはどこに居るの?ってことになると思いますが
あくまで「経験値から導き出した個人的見解」ですがずばり
『中層』
しかもこの中層に浮いてる魚は良型が非常に多く、群れていることがほとんどという事実
さらにややこしいのがこの群れから1本抜いてしまうといっきに散ってしまう可能性大、というのも事実
真鯛はあらゆる魚種の中でも『危機管理能力に長けた魚』だと個人的には考えています
では中層の魚をどうやって釣るの?ってことになりますが
当然、普通にボトムをやってても良型は釣れますが、高確率で釣るには
大げさに言いますと着底後、海面まで巻く、これに尽きます
ボラやイサギ、イワシの稚魚がどの層に居るか、それがポイントになってきます
僕の場合、中層攻略に欠かせないのがスピニングタックル
ラインはPE0.4号、リーダーは1.5~2号で毎年冬はやっています
ダイワ紅牙AIRのスピニング、2機種でやってましたが
テンリュウレッドフリップRF672S-ML/CKに加え24年に新しく追加されたモデル
RF652S-L/CNを導入、これがまぁ見事な出来栄えでした
最初このロッドを振らせていただいた時、瞬時にこの釣りに使えるなと確信
僕の場合、キャストはほとんでせず、ただ落として巻くだけのロッドとして使っています
キャストだけならRF672S-ML/CKで十分です
それと一番重要なのはラインの太さ
まだ誰にも言ってませんでしたが中層に浮いてる真鯛はそこに漂ってるベイトを捕食しています
そこでラインを極力殺す(消す)ことで中層ベイト軍団を『怖がらせない』のが実は最大のキーとなります
細くすればするほど潮切りもよく軽いヘッドで深場を狙えるメリットは勿論ですが
それ以上に、いかにベイトの群れにタイラバを自然体で接近させれるか、が本当の狙いです
キラキラしたフックは大好きで興味を示すのに、なぜかラインの光を嫌うベイトたち
このラインを殺せたら…
フィネスラインを使ったスピニングタックルでは魚を掛けるとドラグワークがどうしても必要になります
魚がでデカければデカいほど、そのテクニックの差が如実に表れます
僕の場合は絶えずハンドルを巻く手でスプールを握っています
ハンドル回転→スプール→ハンドル回転→スプールといった具合に超忙しい作業
正直、ドラグはゆるゆるでも大丈夫でラスト、ネットで掬う手前で詰めればOK
実際、真横で見ていただければ一番わかりやすいんですけどね笑
中層から引きずり出した50UP、3連打
回転は全て50回転、この画像の魚は海面まであと少しのところで喰わせています
これは個人的な考え方なのですが例えば水深80mとします
ベイトが40m付近に浮いてるとすると、僕の考えは50mがボトム、というイメージで巻きます
要はボトムから上30mは捨てています、と言いますかこの釣りはここで喰わなくてもOKな釣り
海面までラスト数メートルで喰ってくる魚の魚体をよく観察すると脱腸、浮袋のエアー、ほとんど無し
これは明らかに中層から追いかけて来て海面付近でバイトしている証拠だと思っています
またそうでないと説明がつきません 80mのボトムで喰わせて巻き上げるとほとんど脱腸、エアが入ってるのに
この釣りで釣った魚の大半がそういった症状が出ていません
先程言いました水深80mで50mをボトムだとすると実に水深30m以内で喰って来ていることになります
つまり、シャローで食わせてるのと変わらない、ということになります これがこの釣りの核心であり真実
それともう一つ、この釣りは外掛かり(口以外)が非常に多く、スレなんかもとにかくありまくるので
僕の場合、odzアウトバーブ真鯛をメインで使用しています
とにかく一度刺さると抜けにくい、もうこのフック無しでは考えられないほど溺愛しています笑
3本中、1本掛かりでも最後の最後まで粘ってくれる、本当に優秀なフック
まぁ一度使ったら病みつきですよ!笑
あと、いよいよ2月には完成予定の
FAKEフラップテール(画像/サンプル:販売はこの中から2カラーの予定です)
中層用に作りましたが普通にやってても釣れます笑
ボディとテールの動きが全く違うので緩やかに漂いながら尻尾だけは本気でフル回転させてる、
余裕を見せながら実は焦ってる、そんなネクタイです笑
これからイカナゴがメインベイトになってくると思いますがこのネクタイは凶器になると思います笑
肝心要、なぜスピニングタックルなの?という質問が一番多かったのを忘れていました笑
理由は簡単、この釣りは完全『スパイラルの釣り』だから
ベールを返すとフリーになって一気にラインを放出してくれるスピニングリールは
ベアリングを介してスプールを回転させるベイトリールとは圧倒的にフォール速度が違います
ベイトだと徐々にドテラ気味になって、狙っている層を正確に狙えなくなる、というのが
スピニングを使う一番の理由 当然、スピニングでも潮流の影響で徐々にドテラ気味になってきますが
最初の2投以内で喰わせる釣り、と言っても過言では無いでしょう
つたない解説でしたが以上です
これでもまだ半分もお伝えできていませんが…