タイラバガイド釣果

2023.03.04　釣果速報

3日（金）は2023年初乗船の常連のゲストさまが乗船
タイラバ縛りで出船してきました！
技巧派の赤松さん、ロマン派の福田さんの釣りが楽しみ過ぎました笑

出船前、色々準備しながら会話してると

『この船は僕らにとってのディズニーランドなので！』

『？』

少し謎でしたがなんとなく仰ってる意味はニュアンスでわかりました笑
そして前日に
『明日僕の誕生日なのでがんばってなんとか一枚釣ります！』とのこと

重くのしかかるハイプレッシャー…涙

2日前のガイド下見では6時間巻いて…

妊婦ガーシー・・・

鯛もなんとかかろうじで釣ってましたが正直、めちゃくちゃシブかった…
下見では魚探で流すラインとボトムを入念にチェックしてましたので
そこに当てはめるだけ、後はやってなかったエリアをサーチすればなんとか1枚は出る！
と思ってました…

朝イチは爆風でメインに考えてたエリアには入れず北壁直行、
下見で考えてたポイントよりやや外れたラインで

福田さんにいきなりロクマルUPのこの時期のモンスター出現！！
さすがロマン派パワー系アングラー！
ドラグ出されまくり最初全員、メジロと錯覚するぐらいの突っ込み…
これには皆さん吠えまくり！（僕が一番吠えてたかも→理由　内心釣ってもらえて助かった…笑）

そして同じラインを流していくと

赤松さんにバースデイフィッシュ！！
思いっきり吠えてしまいました！（理由　内心釣ってもらえて助かった…心臓バクバク）

この2枚である事を確信
下見で見てたラインが間違ってなく、一人でやってたので手返しが悪かっただけだった…笑

とにかくこの時期のタイラバでは3ｍ水深が狂うとまったく反応しないという
ドＳ級に超シビア

ちなみにこの２枚も寸分狂わず同水深、1枚目のヒットポイントから半径10ｍ以内
釣った釣り人も物凄いですが我ながら変鯛級のサーチ能力、魚探様々です（めちゃ古い10年以上前のモノです笑）

そしてポイントを少し休ませたかったのでエリア移動、
ここも下見でだいたい把握してたので流していくと・・・

おりました！少し小ぶりですがまたまたバースデイフィッシュ！
ここまで実に、再販されたあい鯛ビビットオレンジの独壇場
いやはや、シブい時に本当に助けてくれます…

同じ漁港の釣り船の船長さんも同エリアに入ってきたので
『ここおるよー！！２枚！！』と伝達、ナイスガイな船長さんなんで惜しみなく合図出し
そしてラインを譲ってエリア移動

ここから得意のランガン！下見で発見してました本命ポイント
ここは来ればデカいのが居るはず！
調子の良い時の逆潮でしたがメーター感覚、操船テクニックが要求される場面、
高鳴るガイド魂、1日のすべてを捧げる瞬間
強風の風向きと潮流、そして水深、この3つさえ間違わなければヤツは喰ってくるはず！！
そして…

福田さん余裕のロクマルUP！！
しかもテンリュウレッドフリップRF642B-M/VDK、ダイワバサラ100の黄金セッティングに初入魂！！
しかもあい鯛ビビットオレンジという、正直かなりのジェラシーフィッシュ！！（意味不明）

『このロッド、マジでヤバいです…竿先暴れないし魚の反応に追従してロッドが勝手に仕事してくれます…汗』

ようやくこのロッドのポテンシャルを理解されたようです
この日バースデイでこのファイトを間近で見てた赤松さんも『絶対これ買います…』とのこと

横で一部始終見ておりましたが、ジブンではわかっているつもりになってましたが
改めて人の釣り、しかも掛けている時のロッドってすごく解りやすい
どこでどう曲がっているのか、どんな突っ込みに対してどう反応しているのか
どこを軸にどう支えているのか・・・とか
正直、CNTの恩恵が目に見えてわかりました　やっぱテンリュウさん、お世辞抜きに良いですわ…

そしてエリアチェンジして遂に赤松さんに至福の瞬間が訪れます

喰い渋ってる時にふいに来るバイト、ラインがタイラバとのくくり目から抜けるという…
正直、デカかった…と内心思ってまして『今日イチ、逃がしたな…』と心の中で思ってましたが

この表情が全てを物語っております…

メモリアルバースデイフィ～～ッシュ～！！！
余裕のロクマルUP、この時期の鳴門MAXサイズ！
まさか！のモンスターリカバリーフィッシュにテンションもMAX！！
実はこの魚の前に潮止まりのタイミングで1バラシやらかして少々凹んでた赤松さん…
あい鯛ビビットオレンジでまさにこの日の主役に…

ハッピーバースデイ、赤松さん！！

これこそ僕が目指す『記憶に残る魚』！！
叫び過ぎてもうノドが飛んで声が裏返るレベルになってしまいました笑

その後も

あい鯛メタリックレッドで小鯛捕獲！

会話で『今日青物居ないな～おかしいよね？』と話してましたが

おるんかーーーい！！笑
同居パターンとはこのこと、この時期青物と真鯛がなぜか一緒に群れます

昨年のほぼ、同時期にゲストさまが仕留めた同居パターン
（ただ単に捕食エリアがかぶってるだけやろ、とかいう夢のない普通のツッ込みはNG!笑）
同じタイラバに同時に喰わなくても交互に釣れ続く、ことはよくあります

そしてこの日、ぜんぜんアタリの無かった僕に巻き上げ中、ミスバイト
『もしや？』と思い、普通ならここで回収からのフックポイントチェックをしたいタイミングですが
あえてそれをせずそのまま更に高く巻き上げる、ドS巻き決行
ここで普通のタイラバアングラーなら

フック先が死んでるかも知れない…ラインにキズが入ったかも知れない…

当然そう考えるでしょう、いや、その思考はむしろ不可避
だがその先にまだ見ぬ景色があるという事を忘れないでいただきたい…（約束だぞ！）

この恐怖、不安に打ち勝つためにはとにかく己の魂が『S』として一度でも覚醒させた経験の持ち主でないと
それは不可能、海中のイメージを脳内で妄想、ビジュアルの暴走こそがその領域へと誘う『キー』となりえます

『今のミスバイトはぜったいストーキングしてる！！！！』

そう脳内に叩き込む！そう考えることにする！！それが決断！！！

そしてフォールでヘッドとネクタイを分離させる、そもそも誘導式ヘッドの意味はフォールにこそある！

人生、初フォールヒラメ
タイラバで数々のヒラメは仕留めてきましたがフォールは初でした…

巻き上げ中、魚が喰いミス→あえて更に巻き上げてフォール体制に入る→
ストーキングしてる魚に見せるためのフォール開始→鬼パワーフッキング

このフッキングを横で見てた赤松さん、めちゃビビってました・・・笑
『あんな感じでアワセ入れるんだ・・・・』とのこと
『あ、そうですよ。こういうフォールバイトはラインスラックを回収してる時間がないから
フッキングの幅を持たせることでラインスラックを回収しつつアワセを入れるから
そういった大振り動作になるんです』（ホントは心臓バクバク）