釣果速報

タイラバガイド釣果

2023.06.20 釣果速報

19日(月)はTOKYOから遥々お越しのゲスト様の
チャーターでタイラバガイド出船

出船前に準備してると少しおぼつかない手つきを見て
初心者様だと思い、お話を聞いてみると
『3回連続でノーフィッシュ』…しかも
『これで釣れなかったらタイラバ辞めようと思ってる』とのこと

これは激ヤバ!責任重大!ということで慌てて僕のフック、ネクタイや
ゲスト様のタックル以外は僕の仕掛けでやってもらうことに

いや~、さすがにプレッシャー掛かりまくりです!
しかもわざわざTOKYOから新幹線でですから…
前日も宿をとって宿泊されてますし死んでも外さない釣りを
展開しないとガイド失格です><

なんとゲスト様、あい鯛ユーザー様で
僕のデザインした『あい鯛シェル』も持参されていました…
ますますプレッシャー!笑

前日を30分ズレの潮で恐らく同じ展開が通用すると思い
流していくと…

潮が完全に入れ替わってる!!激流化してて何かがおかしい…
ちょうどオヤジの明陽丸に電話してどう思ってるか確認してみると

『おう、入れ替わっとるわ!夜のうちに南から新しい潮入って来たなぁ』

完全に同じことを考えてたのでやはりか…と
正直、一番キツいのが大潮での潮の入れ替わり
ローライトや濁りもヘビー級にキツいですが
さらにその上を行くヤバさの潮…新しい潮はどう転ぶか
前日の釣果がまったくゼロに戻されることが多い・・・
オヤジは潮筋を目指して大移動、さすが!と思いつつ
僕は激流化した前日好調だったポイントに狙いを定めました
腹を括るしかない!と思い狙いに行くも初心者のお二人…
いきなりハードな展開になるもロッドの角度や
巻きスピードをアドバイス、ドラグも僕が調整

すると…

キターーーーー!!!!!><
魚がヒットした瞬間、大興奮のゲスト様
3回連続でノーフィッシュを払拭するナイスフィッシュ!
50㎝は切りましたが激流でめちゃくちゃ突っ込む真鯛に
興奮が止まらない!笑

博打に勝った瞬間

正直、吉と出るか凶と出るか、本当に賭けでした
その後…

ダブルフィッシュ完成!!!
この前に超強烈なブッ込む真鯛にラインブレイクされてたあとの
ダブルフィッシュは満面の笑顔!
本当に膝から崩れ落ちそうなぐらい気が抜けた僕!笑

50㎝UPまで登場!!鳴門の鬼突っ込み真鯛にお二人の興奮が止まらない!笑

これもデカい!
いや~、もう任務完了でしょう…正直、重圧過ぎました笑

ノーフィッシュ請負人とよく言われますが駆け込み寺みたいですやん笑
という事は僕が坊さんなワケで坊さん→ボーズ…
結局ノーフィッシュになってしまうスパイラル!!笑

この後、潮待ちしながら本命のモンスター場へ移動
大潮で一瞬のタイミングしかないですがそれに賭ける!

潮待ち中に何回かバレたりしながら拾っていきます
そろそろ来るな!と思いビッグベイト教室スタート

ゲスト様の質問も多く色々解説しながら釣っていくと

まずまずサイズの真鯛、これで確信したのでデカいのが動く、
潮下ではなく潮上にビッグベイトシューティング

出ました、ナナマルUPモンスター!笑
テンリュウレッドフリップMHで激流下で掛けたモンスターをリフト
魚種は違いますがこの潮は本当にモンスターが大好き

これにはゲスト様大興奮!笑
タングステン120gがブッ飛ぶ激流

これでモンスターが入ったと確信、慎重にアプローチして行くと…

ロクマルUP捕獲
前回の釣果でも書きましたがビッグベイトは『出しどころ』
常に巻くのであれば普通の小さいネクタイと喰ってくる魚のサイズは
なんら変わらないことが多いのが事実
逆にフックアウト、ミスバイトが多くなるだけでリズムが崩れることが多いです
大流行中のビッグカーリーは『波動の釣り』
これに対してこの釣りは『水押しの釣り』
全く別物で考え方も違いますしフックシステムもまた別物
この魚は口、エラ、胸ビレにフッキングが決まってました

これを可能にするのは
テンリュウレッドフリップRF6102B-MH/DK

僕が一番多用するロッドで今やなくてはならない存在です
とにかくブランクスが粘りがあり、魚を浮かすまで
追従をやめません
ふいに魚が浮いてもティップが暴れることなく静かに元のポジションで静止、
突っ込んだと思えばその突っ込み具合に応じて素直に曲がる、
魚にとっては悪魔の鞭、まさにDevilwhip

ホライゾンプログレッシブHPG632S-MLも相当ヤバいロッド
ゲスト様の魚とのやり取りを間近で見たりしましたが‥汗
(話が脱線しました笑)

ビッグベイティングはアタリが出れば少し送ってハンドル回転を上げながら
回転に合わせて人差し指でスタードラグを増し絞めしながら
思いっきりフッキング
ポイントは口に掛けようとは思わないこと
ビッグカーリーの釣りは普通の小さいカーリータイプの延長線上にあり
口に掛ける釣りなのに対して僕のこの釣りはフックサイズを大きくして
真鯛の顔周辺にフッキングを入れる、ちょっと可哀想ですが
『釣る』のではなく『獲る』『掛ける』ハードコアなイメージです笑
これが僕的ビッグベイティング

ゲスト様にお土産いただきました
TOKYOから遥々お越しいただきましたがなんとか
ミッションコンプリートです
タイラバ、辞めないでくださいね!!笑